マスキングゴムの成型

製品名称 マスキングゴムの成型
材質 シリコンゴム
寸法 φ5㎜×φ2㎜×20㎜
納期目安 5日~
用途(産業など)

・メッキ用マスキングゴム

概要

マスキングゴムとは?

マスキングゴムとは、塗装や加工を行う際に、特定の部分を保護するために使用されるゴム素材です。このゴムは耐熱性や耐薬品性に優れており、塗料や化学薬品が付着するのを防ぐ役割を果たします。また、弾力性があるため、複雑な形状にもフィットしやすく、繰り返し使用することができます。自動車部品や電子機器の製造過程で、特定のエリアをマスキングするために広く利用されています。

マスキングゴムの作り方

主にゴム成型技術を用いて行われます。まずは耐熱性や耐薬品性など、使用環境に合わせて必要な特性を持ったゴム素材を選定します。次に、このゴムをマスキングゴムの形状に成型するため、金型に投入します。成型は一般的に圧縮成型や射出成型が用いられ、加硫工程でゴムが硬化し、耐熱性や耐薬品性が向上します。最後に、成型されたマスキングゴムは、必要に応じて仕上げ加工が施します。

当社の製造実績

当社では、以下のようなマスキングゴムの成型実績がございます。

  • ・メッキ処理用のマスキングゴム
  • ・塗装、コーティング、接着剤の塗布用のマスキングゴム
  • ・ブラスト処理を行う企業向けのマスキングゴム

一般的には、耐熱性や耐薬品性のあるシリコンゴムや、耐薬品性が高いEPDM(エチレンプロピレンゴム)が使用されることが多いです。小野ゴム工業では、まずお客様からマスキングゴムが使用される環境をヒアリングし、最適な素材を選定します。既存のゴム材料では十分な特性や付加機能が得られない場合は、混錬により素材を調整することも可能です。

成型のポイント

マスキングゴムは使い捨てとなることが多いため、コストを抑えつつ納品できるよう、以下の工夫をしております。

  • ・できるだけ多くの製品を取れるように、金型の制作段階から調整を行います。
  • ・バリ取り工程を簡略化することで生産スピードを向上させ、コスト削減を実現します。この際、製品の美観にこだわりすぎない点についてはお客様にご理解いただいております。
  • ・同じ金型でもゴムの仕込み量や仕込み方法により、製品の寸法が多少変動します。これを防ぐため、最初に定めた成形条件を遵守し、寸法公差の範囲内に収めるよう徹底しています。

このように、コストを抑えながらも必要な機能を満たすマスキングゴムの成型実績が豊富にございます。

技術情報

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